α1。書くことが簡単と分かり、言う自由を噛みしめている。さて後は何が足りないのか。それは執筆力ではないか。ある程度の長さを持った執筆力。これを身につける秘密の公式をここで教える。「読解力は疑問力。疑問力は執筆力」。執筆力を持つには疑問力を持つ。疑問力を持てば読解力は向上する。
α2。ここでいう執筆力とは、何も長編小説や分厚い専門書を書き上げる力ではない。原稿用紙1枚ちょい。文字数にして400字超の話しだ。しかし侮る事なかれ。どの新聞にも掲載してる横長の名物コラムは450~650字。どんな分厚い官僚のレポートでも政治家が判断するのは表紙1枚の要約だ。
α3。本はあふれている。そこには得たい情報があり感情があるからだ。だが本は書く人より読む人が多い。この読む大勢の中で執筆する力の分岐点がある。疑問力の有無だ。内容を受け取るだけか疑問を持つかである。疑問がなければ受け取るだけになる。疑問を持てば反論したくなる。それが動機となる。